【記事サイズ:50MB】2014年8月京阪神紀行(一)

「相棒よ!いざ参らん!」

——2014年8月24日 17:00,京都七条通にて

目録

  • はじめに
  • 出発~1日目(8月21日,京都)
  • 2日目(8月22日,神戸)
  • 3日目(8月23日,京都)
  • 4日目~帰途(8月24日,京都)
  • おわりに

はじめに

2014年8月20日,企みに企んでよく計画を立てた上で(5月より起案)の低コスト京阪神旅行は遂に出発の時が来た。苦学生の私の財布の中は、いつも硬貨だけがチャリンキランのようなものだった。そんな限られた経済力で、我が相棒wufee兄貴と貧乏旅行を打診したところ、まさか二人とも同じ事を考えていた!そこで!ドヤ街で知られている西成区のとある激安ホテルで3泊することにしました。行きたいスポットは事前に書き出して、エクセルにある程度まとめて,あとはwufeeニキが観光ルートを作ってくれた。今回の計画は言われてみれば、こんな経済事情でよくこれほどのスポットを入れられたなぁ~と感心するほどであった。その凄さは、今でも、ああ~あの時1ターンでの行動力が高すぎるだろ(笑)そして今の自分の行動力無さを嘆く今頃であ~~~るぅ_(:з)∠)_

2012年10月の時も一回関西行ってたけど、でも前回は団体行動だったし、そして経済事情は今よりも酷かったわけだし、同行するみんなも含めて、多少なりとも残念無念を残してあるので、全体的に、いい旅だったとは言えなかった。でも!今回は!お♂と ♂こ二人だから、気を遣うところもだいぶ減ったわけで、私もAIBOも前回よりも何十倍もの事前調査はしてあるので、前回の無念を晴らす自信に溢れているのは言うまでもない。

2014年の8月と言えば、実にせわしない1ヶ月であった。夏休みに入って間もないのに、最初の2週間は大学で主催されるITパスポートの講義に受講して、で次に江戸川区の花火大会だろ?でその次に上野公園でハスの花を撮りに行って、そして待ちに待ったコミケ86。コミケ疲れも取れていないうちに今回の京阪神旅行!ちょうどその時ね、艦これにハマって、しかもよ?悪名高いイベント期間中でミッドウェイ作戦攻略の最中にだぞ?ノートパソコンを立ち上げっぱなしにして、リモートデスクトップアプリとか使って、携帯からでも操作できるようにして、旅行とゲーム両方同時攻略という形をとっていました。

こんな感じで、20日夜、池袋のヤマダ電機へ相棒と合流し、そして夜行バスで京を目指していざ上洛!

出発~1日目(8月21日,京都)

8月20日の夜、相棒とヤマダ電機で無事合流でき、ガストで軽く晩メシをつまんだ。その後、バスの待ち合わせ場所に無事たどり着いて、そのままバスで京都へ。途中はサービスエリアで何回か停車するけど、1個目と2個目は相棒と下車して軽く見回ってきて、3個目は眠さも効いてきたので多分下車しなかった。記憶が朦朧としているなか、男子トイレの電光掲示板が個室の空室状況を出してくれてるのを物珍しく眺めてたっていうのは覚えている。ちなみに相棒が何回も絶対買っといたほうがいいよと言われているので今回はちゃんとちっちゃい枕とアイマスクと耳栓を買ってきた!前回は夜行バスの地獄さがわからないので痛い目にあったけど今回はまぁ~快適だね。

朝6時の京都

朝5時ぐらい6時になるちょっと前、JR京都駅に着いた。八条通と竹田街道の交差点付近でバスから降りて、なか卯 京都八条口店で朝食を食べました。

中国語のネタだけど、なか卯の読みはずっとなか卵で呼んでた。朝食はいつもの味噌汁とかつお節とオクラと生卵ご飯。昼ご飯まであと6時間もあるので、ちゃんと炭水化物摂っておかないとな。

京都駅でコインロッカーに荷物を預かって、平安神宮を目指して出発しました。出発の前は京都駅北口のシンボルである京都タワーの下で記念写真を通行人の方に撮っていただきました。朝日を浴びて、フレッシュな気分で出発!

さすが京アニ本拠の京都と言ったところか、地下鉄のコラボポスターも二次元だね!よきよき
適当に撮った多分鴨川じゃないかな
平安神宮の手水舎
広角レンズ持ってないし境内にいい角度なかなか見つからず、とりあえず入口の写真を二枚どうぞ。車止めってことは、昔、馬で来た人は全員ここで馬を停めてたってこと?
白飛び多発の写真の中から唯一マシのほうをどうぞ。

そういえば、2014年、恋を知ってた頃は、どこぞの誰かのために御守りをここで求めた。時が流れ、独り身に復帰してから時間が経つのは早いな。境内を見回りながら、将来、誰かと和装でここで結婚式を挙げることを一秒も妄想しなかったと言えばそれは嘘になるな。まぁ、寝言は寝て言えってこった。結局、別れた時私の手元に戻った、とっくに期限を切らしてる御守りも神宮に返さずに、あげくに燃えるゴミとして出される結末だった。

平安神宮の内部は、まだ時間外だったので、急いでいる私たちは見る余裕もなく、哲学の道経由で光雲寺を目指した。

京都はまことにいい街だ。山あり川もあり、古都の香りがする。このような緑は街でよく見かける光景だ。
哲学の道で遭遇した、哲学のにゃんこ(適当)
哲学の道の横にある水路
哲学の道の途中、両側は民家と植物で、よく整備されている。

光雲寺に着いたが、見学お断りしている為、中は諦めざるを得なかった。悔しいけど嘆いている時間も惜しいので、次の目的地の銀閣寺へ向かった。そしてラッキーなことに、今回の旅行計画の中に入っていない、超絶隠れスポットを発見しました。その名は、法然院(ほうねんいん)である。

山門まで続く参道、綺麗な石畳の道。隣の杜から、猿の叫び声が絶えずに聞こえる。

参道を歩いてふと思った、wufeeニキにこの話当時してたかどうか覚えていないが、何だか次の瞬間で、佐々木小次郎が山門の前で現れて、道を塞いで刀を構えて一喝!「止まれ!ここはそなたの来る場所でないと知れ!それでも通らんとすれば、このツバメさえも切り落とす刀に聞け!」、なんちゃって。

おっと、肉類酒類は持ち込み不可ってことか?もうこの国の和尚っていうのはいつも肉食いながら酒飲むと思ったがまともな坊さんも居たもんだな

あとから調べて分かったことだが、ここ、実は有名な学者さんのお墓が置かれている。今の住職さんもいい方だし、このお寺を訪れることがあれば、ぜひ中までご覧いただければと。ただ、一応、仏門なのでお静かに願います。

法然院では長居せず後にした、来た道で哲学の道に戻った。そういえば、参道周辺で清掃活動しているおじいちゃんおばあちゃんがいて、その腰に纏った蚊取り線香入れに気をとられたー-あれは、いいね!

通称、銀閣寺のこと、東山慈照寺略して慈照寺である。宗派は臨済宗相国寺派で、作ったのは8代目足利将軍義政である。名前の由来は諸説ありだが、一説には、金閣寺(鹿苑寺)の金箔外壁に対してここは銀箔貼って銀閣寺にしようとしてたが結局有耶無耶に葬ったとかなんとか。真相は古人のみぞ知るで私もwiki引いて初めて聞いたわ~
銀閣寺の枯山水 photo by wufee

銀閣寺の見どころといえば、やはり敷地内の一面に広がる枯山水で、もうひとつは観音殿である。枯山水はまぁ言うまでもないかな、竜安寺のものと比べにならないので。 観音殿 にはぜひその外見、窓の形や屋根の形、ほれ、格別じゃろ?何か格別なのかわしにもよくわからん!(笑)まぁ想像してみろよ、ん百年前のたてものというのは、こういうものだろう。wufeeニキは、「これは銀どころか、地味すぎで土閣寺で呼んでもいいぐらいだ」ってツッコんだ、実に同感だ。

銀閣寺から大文字山方面を眺望する。毎年お盆の時期になると、京都はいつもそこで「五山の送り火」をやるらしい。お盆の訳で、終わったらもちろんともし火で鬼もあやかしもさぁさぁ帰った帰っただろうな。

銀閣寺出るとちょうどお昼の時間だ、体力もそろそろ限界で、なんせ、夜行バスで熟睡できず、下車してからずっと歩いているし、まだ立って居られるのは精神力でなんとか凌いでいるからだ。そこで、次の目的地である詩仙堂に向かう途中で適当にメシを済ますと決めた。丁度いいところにすき家があったから、そこに入って昼飯にした。お昼はおおよそ、京風うどんと親子丼のセット食べた気がするが、写真撮るのを忘れてた。

面白い看板見た。日本の方には分からんと思うが、「別当」を中国語で直訳すると、「~にしないで」という風に訳されるので、ここだと、「お米を食糧にしないで」って読めなくもない。一人でヘラヘラ笑ってたw
オロナミンCホーロー看板。この錆具合、この街の歳を語ってくれている。このジュースといえば、中国の80年代90年代あたりも似たような栄養ドリンクのCMがあったな(歳がバレるネタだが)。看板に描いた男性は大村崑さん、崑ちゃんとも、戦後昭和期の喜劇俳優で知られて親しまれている。この格好はあの時の男性喜劇俳優の代表的なイメージと言えよう。
詩仙堂、正門。

午後1時ぐらい、詩仙堂に到着。今日見た観光スポットの中でも随一の漢風を感じさせるスポットだ。和室の壁に漢詩や山水の絵画が飾られており、建物の主はきっと漢学での造詣が深いに違いない。庭に面した和室で座って周りを見渡せば、廊下はピッカピカで人の影も映り、庭の枯山水もわざとらしさがなく和みを感じるぐらいいい感じ整っている。樹木の手入れもきちんとしている。楓の葉っぱは緑だが、紅葉シーズンで来るとここはまた別の風景になってたんだろうな。

グーグル先生調、秋の詩仙堂。
wufeeニキとここで少々休憩。畳上であぐらをかいて、他の旅人のこの庭への賛辞を聞きながら、それとたまに耳に入るししおどしの音(竹で作られた畑に配置して鳥や野獣を退ける為の装置)。これでもし他に予定がなければ、一日中ずっとここでくつろぐことができたら、どんなにいいことでしょう。
詩仙堂名物その一、鹿威し。わりと地味な音だが、興味ある方はwikiリンク貼ってあるので(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%81%97%E3%81%8A%E3%81%A9%E3%81%97)一度お聞きください。
詩仙堂のもみじ、みどりもみじもまた風情ある。

畳から起き上がった瞬間、畳がこれまでになかったぐらい恋しくなったけど、まだ次の目的地が残っているので仕方なく詩仙堂を後にした。

駅に向かう途中で撮った看板、宮本武蔵だと!?むむむ、すごい興味あるけどスケジュールにないし時間押してるし諦めるしかないや。氏子たちが献上した柱にちょうど小太郎という名の方が居たので一緒に一枚で収めた。てか、神主さんわざとだろう(笑)。

このあとは電車で伏見まで移動。途中で多分疲れたせいか、ついついウトウトしてた。その時、wufeeニキの回想によると、我々の横に、なんと可愛いミニスカートの女の子が居たとか。おのれ!寝てて眼福を見逃してしまったとは、このしんや、一生の不覚じゃわい!

稲荷大社入口の大鳥居。鳥居は、神道的に人間界と神の世界をかき分ける扉のようなもの。こうやってどーん!とそびえ立って、見ていてすごいインパクトを与えてくれる。

伏見稲荷大社まで来ると、詩仙堂と違って、京都の一連の観光スポットの中でも有名のほうで、京都観光ツアーは大体ここを通るから、それはまぁ賑やかで。

稲荷大社、拝殿。

この神社には長く留まることなく、適当に見て回って写真撮ったりしてから、本日の頂上決戦である稲荷山へ向かった。

千本鳥居。千本あるかどうかは数えてはいないが、目の行くところすべて鳥居で埋め尽くされ、視界の消失点もまた鳥居、これじゃ千本と言っても過言ではないな。古くからの氏子たちの財力の象徴とも言えよう。

こうして登っていくのはなかなかの修行で、後ろから他の観光客の呻き声が絶えずに聞こえた。若いカップルは関西弁で「えぐいわ、ほんまにえぐいわ」って言ってた。

二の峰なのに調子乗ってしまう野郎。「人間をやめたぞwufee!!」

稲荷山の地形は本当に興味深い。登山路は環状になっていて、坂の傾斜度も何かと妙で、登ってる感覚なのに実は下り坂、反対に、降りてる感覚なのに実は下り坂、これだと確かに案内板とかが無いと迷子になっちゃいそうだ。それに、もし深夜一人でこの鳥居だらけの杜で迷子になったら、まさにホラーそのものだ。幸いなことに、俺たちはよく下調べしてから挑んだので特に迷うこともなく頂上まで登って来れた。

中間地点である中の社。
こんなところに油揚げ??誰だろう。稲荷様への貢ぎ物?
ちょうどテレビアニメ『いなり、こんこん、恋いろは。』の放送期間中で、作中の舞台であるこの神社は多くのファンの方が聖地巡礼の為に訪れている。同アニメのキャラが描かれた絵馬が一面飾られている。
登山コースから離れた、ちょっとミステリーな神棚。
下山道の路肩にポツンと一本の旗が、よく見ると「大日本大道教」の文字が書かれている。稲荷様の傍でこんなフラグを立てたら、宗教戦争じゃないの(Civ6クラスタ歓喜案件)?
『いなり、こんこん、恋いろは。』のポスター。どうやら作品はご当地の方にも親しまれているようだ。

稲荷山から降りたら日がすっかり沈んだ、予約した安宿の受付締め切り時間までも間もないので、急いで電車に乗り大阪へ向かった。電車が大阪に着いた瞬間、wufeeも俺も、2012年の関西旅行を思い出した。語り切れない思い出はたくさんあるが、今は宿の受付が最優先事項だ。

御堂筋線に乗り換える時、wufeeが路線図をバッチリ覚えているお陰で、動物園前駅まで特に苦労せずたどり着いた。歩道橋から見える通天閣を眺めながら2012年のあの時もこうして我々一行は似たような安宿へ急いで歩いていたなーって。何か違うところがあれば、それは多分、気持ち的に余裕が出来たぐらいかな。

2012年10月の時住んでた安宿と違って、動物園前駅から、予約した宿までは近い。宿までの途中、路上で捨てられたワンカップの空瓶とタバコの吸い殻は、やばいところまで来たと俺たちに示している。受付の管理人のおばあちゃんはどうやら俺たちここに泊まるの初めてじゃないように、決まり文句的な説明しか一切喋って来ない。それでも長々と説明を聞いてからやっと鍵を渡され、やっと荷物を客室に下せる。

2千円で泊めてくれる宿で、冷房(型落ちだけど)とミニ冷蔵庫があって、窓もついてて、今夜はようやく人間らしく寝れる。ホモサピエンスの尊厳はこれで保てたし、まして俺とwufee、野郎二人で考えれば丁度いいぐらいだ。
客室の間取り図。

西成区ではこういう客室のあるホテルが沢山で、相場は大体1500円で泊めてくれる。基本的に畳の上に布団セットあってスリッパあって扇風機あって、ワンランク上のやつでエアコンと冷蔵庫がつくぐらい。

荷物を下ろして、足が畳に触れた瞬間、マジでこのまま翌日まで爆睡してやろうって思った。もう疲れの限界だわ。初日にさー、夜行バスから降りて寝不足というデバフを背負いながらも、あんなに沢山の観光スポットをこの足で踏破。歩数は計測してはいないが、少なくとも4万歩はいってると思う。だがしかし、さように早く楽にさせてはくれないものだ。管理人のおばあちゃんから、大浴場もうそろそろ閉まるから風呂入りたければ早うせいっと。汗だくでへとへとのまま寝るのは死んでも嫌だから、急いで着替えとタオルを出してwufeeと大浴場へGOだ。

大浴場と言えば、この宿、安いとはいえ、大浴場は普通のホテルに全然負けていない。最上階の大浴場の窓からは、大阪の夜景を一望できる——もちろん、掃除当番がその日ちゃんと窓拭いたかにもよるけど。汗と泥を流し、片足を湯船に入れた時、あんまりの気持ち良さで「プレーイミアーム!」って声を上げるところだった。このあとwufeeニキとめちゃくちゃお湯に浸かった。( ´ー`)フゥー...いい湯だった。

大浴場。シンプルだが広々として、ちっとも窮屈に感じなく、お湯加減も丁度いい、一日の疲れはまぁ取れた取れた。

風呂上がって、近くのコンビニで晩飯と朝食と飲み物を調達し、その後、wufeeニキの部屋で簡単に今日一日の振り返りと明日の計画について語り、ようやく寝た。

Day1 Over.

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