露出対策に関する注意喚起(中国語)

お断り

この記事は中国語で書かれていますが、だからと言って中国のコスプレ好きの方々だけが対象ということでは御座いません。イベントを楽しむ上で必要な自衛方法は、特定の国の方に限った話ではなく、コスプレ参加者全員が習得すべきことだと、私の見解でございます。また、この記事のコメント欄や引用ツイート等で特定の国や個人への差別的な発言はブロックします、予めご了承ください。

発端

本日C103一日目午後、参加者のレイヤーさんからあるツイートが投稿されました。その投稿によりますと、レイヤーさんはご自分の場所で行列を作成し、コスプレ撮影を楽しむ途中に、近くの中国のレイヤーのほうでカコミ発生に巻き込まれ、怪我(捻挫)をされ、お衣装の破損と荷物の汚れといった被害を受けました。こちらの投稿には、多数の反応が寄せられている中、一部不穏なコメントも見受けられた為、これ以上に中国の名の下にこうした悲しい出来事が二度とコミケで起きないよう、本稿の執筆を決めました。

本稿の執筆に際し、上記レイヤーさんを含め、多くのレイヤー様より事情聴取のご協力や励ましのお言葉を頂いております。ここに改めて感謝を申し上げます。

何が起きたか?

1日目屋上コスプレエリアに、中国のレイヤーさんが、問題あり衣装で撮影受付開始

露出の匂いに悪質なカメコが集まる

カメコによる勝手なカコミが始まる

カコミのカメコが周囲のレイヤー様までを巻き込んで、人的・物的被害が発生する

何が問題か?

露出対策を疎かにした結果、悪質カメコが寄ってくる(一次災害)

列管理のノーハウがなく、さらに言語の壁もクリアできず、勝手に始まったカコミに打つ術もなく立ち往生の間、不本意に写真を撮られる(二次災害)

カコミの混乱に巻き込まれた周囲のレイヤー様の荷物とご本人様までが踏まれる事態まで発展(三次災害)

どうすれば防げたか?

1,露出対策をしましょう

ref. https://www.comiket.co.jp/info-p/#3

まずは何とあれこれに極めるです。確かにお肌の露出が多いと撮影してもらえやすくなりますが、下心を持って近づく輩も増えます。注意してください。

また対策についてですが、肌の露出が多い衣装は、スパッツやボディタイツの着用を推奨されます。

露出対策用のスパッツの一例です
露出の面積が広い場合、ボディタイツもご検討ください

2,列管理のノーハウを習得しましょう

これは今回の件に関しては恐らくおまけ程度にはなりますが、重要性に関してはイベント撮影をしていく上で絶対習得すべきと思われますので、是非これを機にマスターしてください。何も難しいことはありません、三拍子です。

①並んで貰いましょう!②列の定員を制限しましょう!③なんか列の消化が上手くいっていないようであれば、枚数を制限し一人あたりの対応時間を減らしましょう

いかがでしょうか?ただ、確かに、レイヤーさんご自身から大勢の男性をメインとする群れに自らお声がけするのはやはり勇気が要ります。ただ、何事も最初の一歩なしには始まりませんので、これに関しては是非是非勇気を出して行列整理の声がけをしてみてほしいです。

3,異常は察知したタイミングで撮影を中断し、スタッフを呼んで対応してもらおう

スタッフ最強。スタッフさんには頭上がりません。ただスタッフは常に隣に居る訳ではないので、そういう場合は、迷わず手を振りながら大声で叫んじゃいましょう。「すたっっっっっっふーーー!!!!!」って。そしたら必ず気付いてくれるスタッフがいますので。今回の屋上の件で言いますと、周辺に異常がないかを監視しているスタッフさんが居るので、近くにいなくても、巡回中のスタッフの駆けつけを要請してくれるのでありがたく頼りましょう。

なので、自分で対応しきれない・対応できる自信がない場合は、か・な・ら・ず、スタッフさんを呼びましょう。

コラム:事実上世界中のオタクから愛され続けてきたコミケの国際化問題

ref. https://www.comiket.co.jp/info-a/C77/C77CMKSymposiumPresentation.pdf

コミケの公式サイト上にも掲載してありますように、有難いことに近年の文化交流が盛んに行われたこともありまして、コミケの世界範囲での認知度が毎年上がっています。ただ、それに伴う課題も毎年増えています。私の実感としては、中国のSNS上で紹介されることもあって、中国のレイヤーさんも、日本のレイヤーさんが中国のイベントにいらっしゃるように、コミケに出る機会が増えてきています。

私が思うに、コミケの国際化問題解決の鍵は、やはり「全員主役」というコミケの精神にあります。確かに準備会のスタッフさんは優秀で、いつも頑張って頑張って、頑張りすぎではないかと心配してしまうぐらいです。ただそこには罠があって、「どうせ誰かが考えて・やってくれるだろう」と思い始める時点で丸投げの病気が蔓延するのです。このまま行くとコミケの古き良き「全員主役」精神を途絶えてしまわないか危惧しております。

だから今回の注意喚起の記事は、そうした居ても立っても居られないもどかしさの中で執筆され、そして私のこの一石を投じたあと、波紋とは言いませんが、「我も!」という方が一人でも多く増えて、コミケのルールを海を越えて新しく参入した方に説明しようとか、文化の壁・言語の壁を打ち破るとか、やがてはコミケを国・人種問わず、誰もがここで、安心・安全に楽しむことができるお祭りにしていこうではないか。

日本のコミケは、コミケ準備会及び参加者全員一人ひとりの高い意識で構成された奇跡で、その仕組みは恐らく日本だから実現できたことで、途上国としての中国は、試行錯誤をしながらも、頑張って今回の混乱や悲しい事を撲滅して、すべての愛好者が楽しめるイベントを作り上げようとしたところも、まだまだクリアしないと課題は山積みです。ポスト・コロナの今、交流が再開された有難い今こそ、もう一度国際交流や、異文化理解について考える機会を作ろうではありませんか。

長々となってしまいましたが、なんだかんだ言いたいことは書いたし、以上です。

参考資料

1,コスプレ&コスプレ撮影 サポートページ

https://www.comiket.co.jp/info-p/

2, コスプレイベントで撮影してもらう為の7つのポイント! by @ささの

学爾時習之、不亦悦乎? 有朋自遠方来、不亦楽乎? 人不知爾不愠、不亦君子乎?

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